東北三大祭りと言われている青森ねぶた祭りや秋田竿燈祭り、仙台七夕祭りはどれも全国的に有名ですが、中でも個性的なのは秋田市の竿燈祭りです。
このお祭りの大きな特徴は、「竿燈」と呼ばれるたくさんの提灯をぶらさげた長い竿が使用されることです。
火が灯された多くの提灯が吊られた竿燈は独特の風情があり、国内外の観光客にも好評です。
そのため、秋田市の竿燈祭りが開かれる、8月の3日から6日までは100万人以上もの人が秋田市を訪れると言われています。
ちなみに、秋田市でお祭りに竿燈が使用されるのにはちゃんとした意味があります。
秋田県は日本でも有数の米の生産地ですが、多数の提灯を吊り下げた竿燈の姿は、お米を実らせた稲穂に見立てられて作られているそうです。
したがって、秋田竿燈祭りは、古来より豊作を祈願して行われているのです。
また、日本には秋田竿燈祭り以外にも、たくさんの提灯を使ったお祭りが開催されていますが、特に有名なお祭りは日本三大提灯祭りと呼ばれています。
秋田竿燈祭りもこの日本三大提灯祭りに含まれますが、実は東北にはもう一つ、三大提灯祭りに数えられるお祭りがあります。
それは、福島県で開かれる二本松提灯祭りです。
こちらのお祭りでも秋田の竿燈祭りと同様、提灯が多数吊り下げれた大型の竿が使用されています。
そのため、東北地方は、提灯の優雅な明かりと活気あるお祭りをの雰囲気が好きな方にはおすすめのエリアです。