日本では全国各地でお祭りが開催されており、季節や地域ごとに様々なお祭りを楽しめるのは日本ならではメリットです。
特に全国で多くのお祭りが開催されるのは夏と秋には、各地の自治体で盆踊りも行われており、その地域に住んでいる人が誰でも気軽に参加できる魅力があります。
そのため、地域の人たちと輪になって同じ踊りを踊ると、その地域の人たちと交流を図ったり、連帯感を深めることができます。
ちなみに、日本で夏のお祭りとして盆踊りが定期的に開催されるようになったのは、室町時代辺りだと言われています。
平安時代後期から民間に広まった踊念仏が、盆踊りのもとになったというのが通説であり、もともと盆踊りは先祖供養という意味で行われてきたそうです。
したがって、現在でも日本各地ではお盆がある夏に盆踊りが行われていると考えられます。
しかし、夏祭りとしての盆踊りは、何も地域の連帯感を高めたり、先祖供養というものだけではありません。
盆踊りでは浴衣を着て踊る人が多く、日本人らしいファッションと風情を味わえるのもポイントです。
また、露天に並ぶイカ焼きやたこ焼き、綿あめなどのグルメも楽しみの一つです。
それに、一年に一度の非日常的な催しは、開放的な気分を味わうこともできます。
ですから、イベント好きの方は、大きなお祭りが催されている地域だけでなく、盆踊りを積極的に開いている地域にも目を向けると、夏の楽しみが増すのではないでしょうか。